病院によって違う「大腸内視鏡検査」!ラクに受けるコツ・流れ・痛み・料金・生理時の受け方など体験記♪
2023/11/17
健康診断で引っかかって、人生2度目の大腸内視鏡検査をしてきました!
今回は、これから受ける方のために、2回受けて分かった、検査をよりラクに受けられるポイントや準備のコツをご紹介したいと思います♪
1回目と2回目で違う病院で受けたのですが、苦痛レベルが全然違ったんです。
ちなみに、私の結果は問題無しでした(^^)
なお、内容が内容なので、お食事中の方は後で読んでください(^^)
♡大腸内視鏡検査の、受ける病院によって違う部分と苦痛を減らす病院の選び方
1回目に受けたA病院(クリニック)と2回目のB病院では、
①検査前の便の確認方法(透明の液になっているかの確認)
②鎮静剤(眠くなる点滴)の勧め具合
に違いがありました。
そして、これらが苦痛レベルの大きな違いを生みます!
A病院(クリニック)→ツラかった
①便の確認
状態チェックシート提出のほか、当日、病院のトイレに5分か10分置きに何度も行かされ、その都度、出た物を看護師さんに見せなくてはいけませんでした!(当日知ったシステム。)
→もう何も出ない状態で来院したのに「何を出せと……!?」という感じの中、振り絞るのがとても辛かったです(>_<)
②鎮静剤
「大体、みんな使わずにする」という説明で、使いたくなさそうな雰囲気でした。
→使わないでやってみたところ、前半は大丈夫でしたが、後半から冷や汗が出そうな苦しさがあり、次は絶対使おうと思いました!
B病院(大きい病院)→ラクだった
①便の確認
状態チェックシートと口頭での確認のみ!
→ストレス無し!
②鎮静剤
使うと決めていたので希望しましたが、もちろん、イヤそうな雰囲気はありませんでした。
→基本、無痛!
一瞬、苦しい時がありましたが、鎮静剤を足してもらい、ラクになりました♪
鎮静剤は希望して、便の状態は口頭確認の病院がおすすめ!(大きい病院?)
というわけで、私の体験では、鎮静剤は絶対使った方がラクなので、使うのがおすすめです。
もし、先生が使いたくなさそうな雰囲気でも、希望すればいいだけです。
問題は、当日の便の状態の確認方法ですが、もしかしたらA病院のように何度も見せる方式の所はあまり無いかもしれません。
確実に避けたい場合は、検査を申し込む前に聞けたらいいですが、聞けない場合は、大きい病院を選ぶ方がいいかもしれません。
大きい病院はトイレまでの距離が遠いですし、いちいち何度も看護師さんを呼んで見てもらうようなことはしないのではないかと思います。
なお、以上は、検査の快適性の観点での病院の選び方と鎮静剤の選択ですが、もちろん、腕の良さなども分かるようであれば考慮して選ぶのがいいと思います!
♡大腸内視鏡検査の準備(前日~当日午前)
では、大腸内視鏡検査をする場合、具体的に何をすることになるのか、ご紹介していきます。
まず、準備についてです。
(今回は「マグコロール」という下剤を使用しましたが、下剤によっては違う準備になる可能性があります。)
検査前日にすること
②夜に錠剤の下剤を飲む
前日から食事制限が始まります。
病院によって違う部分があるかもしれませんが、今回は下記のような決まりで、夕食の時間は20時まででした。
水分は、水・お茶・スポーツ飲料・ミルクなしのコーヒーや紅茶・無果汁や炭酸なしのジュースであれば、飲んでOKでした。
私は、より簡単に早く腸の中を空っぽにできるように、前日は14時に釜玉うどん2杯だけ食べました。(2杯目なのでお皿が汚れています。)
夜は食べませんでした。
私にとって、うどんは腹持ちがよく(さぬきうどんだから?)、おなかが空かない食べ物なので、ちょうど良かったです。
本当は1杯にしようと思いましたが、おいしすぎて2杯食べてしまいました(笑)。
あとはコーヒーで口さみしさを紛らわせました。
そして指示通り、21時に緩やかな下剤を飲みました。
検査当日にすること
②下剤(腸管洗浄剤)を飲む
③何度もトイレに行って、便の状態を記録する
(カスの無い、透明の液になるまで)
当日は何も食べず、水分は水とお茶のみ飲むことができます。
まず、お水を1杯飲んでから、腸管洗浄剤タイプの下剤を少しずつ飲んでいきます。
この飲み始めの時間は、なるべく早い時間にすると、「時間までに全部出なかったらどうしよう」という不安が抑えられるのでおすすめです。
今回は、病院のスタッフの方が、家を出る4時間前の時間を計算して紙に書いてくれたのですが、それより30分早く飲み始めてちょうどいい感じでした。
もっと早いと、より余裕が持てたなぁと思います。
下剤はパッケージに粉が入っていて、自分で水を加えて混ぜて作ります。
下剤は数種類存在するみたいですが、今回は「マグコロール」という1.8リットルの物でした。
この1.8リットルを飲み始めから2時間で飲み切ります。
「マグコロール」の味は、ポカリスエットみたいな味で決してまずくはなく、普通に飲める味です。
ただ、全然のどが渇いていないのに、2時間で1.8リットルの液体を飲み切るというのが少し辛いです。
「ゆっくり飲んで」と説明に書いてあるのですが、おちおちしていると飲み切れなくなってしまうので、残量と時間をよくチェックしながら飲んだ方がいいです。
しばらくすると便意を催すので、トイレにレッツゴー!
毎回のトイレで、便がどのような状態だったかをチェックシートに記録していきます。(シートは病院で見せます。)
最終的に⑤の状態↓にならなくてはいけません。(①~④はモザイクをかけています。)
下剤で「おなかが痛くなる」というよりは、「便意を催す」の方が近い感じで、トイレに行くことは辛くはなかったです。
ただ、何度もお尻を拭いて、お尻がちょっと痛くなりました。
準備と検査の中で一番ストレスだったのが、「ちゃんと検査までにきれいになるだろうか?」という不安でした。
なので、きれいになった後は、もう検査は終わったも同然♪という気持ちでした!(^^)
(今回は病院で見せなくていいし、検査は鎮静剤を使うので♪)
♡大腸内視鏡検査の様子(当日午後)
次に検査自体について、まずは今回の流れから!
検査の流れ
↓
血圧測定(採血は無し)
↓
着替え
↓
検査(30分くらい)
↓
休憩室で休憩(30分くらい)
↓
着替え
↓
診察室に移動して結果説明
着替え・検査着
検査着がこちら。
上はホックなど金具が付いていたらダメということで、ブラも脱ぎました。
下も全部脱いで、お尻が切れているパンツに穿き替えます。
ちょうどこの日から生理になってしまい、持ってきたナプキンを前寄りに貼り付け、ウエスト部分をくるくる折り曲げて上に上げて、なるべくフィット感を持たせて検査室まで歩行しました。
生理の日も検査は受けられます。
検査の様子・感想
最初に台に仰向けに寝て、左手に小さい血圧計、右手に鎮静剤の点滴をしてもらいました。
その後、横向きになって、ぼ~っとしているうちに、カメラが入っていてガンガン検査されていました。
完全に眠っているのではなく、先生たちの会話は聞こえます。
ジェルを塗っているみたいで、意外に肛門部分に違和感は全く感じませんでした。
腸の中も基本、無痛ですが、後半の曲がる部分か何かで苦しく感じたので、鎮静剤を増やしてもらいました。
(苦しくなったら増やすから教えてと言われていました。)
そんなこんなであっという間に終わり、検査はほとんど痛みもストレスも感じませんでした。
「ポリープが見つかったら、その場で切除する」と希望していましたが、無かったようです♪
休憩
鎮静剤を使った場合、ふわふわして歩きにくい状態になるので、検査後、リクライニングシートに座って30分ほど休憩しました。
(最初の説明は1時間だったので、状態によってはもっと長い休憩になると思います。)
本を準備していましたが、ぼ~っとして、読める状態ではなかったです。
また、今回の病院の場合、休憩スペースと荷物がある部屋が別だったので、手に取ることもできませんでした。
結果説明
結果は前回と同じで、腸の内側のでっぱりに便がこすれて血が出るのだろうということでした。
また次回の健康診断で引っかかると思うけど、また内視鏡検査する必要があるかお尋ねしたところ、「今回見逃しが無いとは言えないので、また受けた方がいい」とのことでした。
毎年はちょっとキツいですが、また気になった時に受けようと思いまっす。
なお、鎮静剤を使った場合は、その日は自分で車・バイク・自転車を運転することはできません。
他の方法で家に帰ります。
♡大腸内視鏡検査の料金(鎮静剤あり)
今回の大腸内視鏡検査でかかった費用は、合計6,050円でした。(3割負担)
初診の日・・・1,120円(下剤など受け取る)
検査の日・・・4,930円(鎮静剤使用)
♡大腸内視鏡検査をラクに受けるコツまとめ
最後に、2回受けて考えた、少しでも大腸内視鏡検査をラクに受けるコツをまとめると下記です。
(大きい病院の方がいいかもしれない。)
・鎮静剤を希望する。
・前日の食事は少なくし、できるだけ早い時間に終える。
(腸の中を確実にきれいにするため)
・当日飲む下剤(腸管洗浄剤)は、早めの時間に飲み始める。
(腸をきれいにするための時間的余裕ができる。)
以上、これから検査を受けられる方の参考になることがありましたら、うれしいです(^^)
鎮静剤を使えば、検査自体は本当にラクちんですので、心配なさらず、行っていらしてください♪
※上記の内容と病院の説明が違う部分は、受けられる病院の指示に従ってください!